NHK連続テレビ小説『あんぱん』 × 速記チャレンジ

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#速記チャレンジで速記をはじめよう!

あなたも"速記ヒロイン"に挑戦してみませんか?

ドラマで実際に使用されている「中根式」はもちろん、使用者が多い「早稲田式」「V式」の練習用教材を無料でダウンロードできます。
日本語の「あいうえお」にあたる、速記の「基本符号」の使い方をマスターしましょう!

そもそも速記って何?

速記とは、簡単な線や点でできた符号などを使って、人が話す言葉をすぐさま書き取る技術です。速記符号は、五十音に準拠して考案されていますが、かなり簡略化されているので、ひらがな・漢字を書くよりスピードアップが図れ、しゃべるスピードに負けない速さで文字を書くことができます。ただ、そのままでは暗号のようになっているので、それを解読し、きちんと整った文章に書き直す作業までが「速記」です。

速記には、速記符号を使う手書き速記だけでなく、パソコンや速記専用タイプライター(ステンチュラ)などの機器を使った機械速記もあります。

詳しい歴史や速記の活用法は以下のリンクから知ることができます。

速記の歴史  速記とは

速記方式ってなに?・どの速記方式がいいの?

速記には様々な方式があることを御存じですか。日本語の速記の方式だけでもこれまでにかなりの数が発表されてきました。そのうち代表的なものとしては、中根式・早稲田式・V式・衆議院式・参議院式などがあります。

方式によって、書き方は全く異なります。たとえば以下の50音表を御覧ください。(左から早稲田式・中根式・V式)

今回、連続テレビ小説「あんぱん」の中で使用されたのは「中根式」です。史実において小松暢さんが使用していたのもこの中根式になります。関西を中心に、現在でも多数の速記者が採用しています。

「速記をやってみよう」キャンペーン

STEP1:教材をダウンロード

朝ドラに登場した用語が練習できるPDFを無料配布中!
それぞれの方式の50音を学びましょう!

PDF版のダウンロードはこちらから

中根式

・早稲田式

・V式




STEP2:書いてみよう

教材を印刷して直接書き込もう! 印刷は白黒でもOK。


STEP3:SNSで投稿!

#速記チャレンジ をつけて、みんなと一緒に楽しもう!

関連サイト

   

中根式

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①五十音について
1.直線/曲線
2.角度
3.長短
4.濃淡
5.加点

②符号のつなげ方について
左から右へ文節ごとに書く。
同方向の文字が続く場合はペンをゆすったり、切り線を入れて境目が分かるようにする。
・濁音「〝」→濃くする。例外として、グは左側に加点。また、ヂ→ジ、ズ→ヅで書く
・撥音「ん」→2音目の頭に小正円(直線は左側、曲線は内側)
※左側から光を当てたときに当たるほうが正側、日陰になるほうが陰側

3音目以降に「ん」が来るときは
直線+直線→角度の大きい側に丸(同角度のときは正側)
直線+曲線または曲線+直線→曲線に丸をしまうように書く
曲線+曲線→前の曲線の書き終わりから丸を書き始める

・促音「っ」→文字の尾部に浅くひっかける
・半濁音「゜」→文字の左側に加点

 

   

早稲田式

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①五十音について
早稲田式速記の五十音は、カ、サ、タ、ナなどの行ごとに基本となる線の方向が決まっています。
例えば、カ行は左から右の直線、サ行は左下から右上の下側曲線です。
この「基本線」をもとに、長さを変えたり、円をつけたりすることで、ア、イ、ウ、エ、オの列(段)を表します。
基本線そのままならア列、小さい円をつければイ列、大きい円ならウ列、という具合です。

また、基準となるア列の線の長さを「8ミリ」と呼びます。実際に8mmで書く必要はありませんが、便宜上、比率を表すためにそれぞれの文字には「長さ」が設定されています。「16ミリ」はその2倍の長さ、「4ミリ」は半分の長さということです。

ア列:8ミリの線
イ列:8ミリの小円つきの線
ウ列:8ミリの大円つきの線 ※例外:「ツ」「ユ」
エ列:16ミリの小円つきの線
オ列:16ミリの線

「あいうえお」「つ」「わ」は4ミリで小さく書きます。形に規則性はないので、そのまま覚えてしまいましょう。
「ゆ」はウ段ですが、都合上大円ではなく小円で書きます。

②符号のつなげ方について
単語はそのまま、文字を左から右につなげて書きます。
しかし、文字をつなげて書くときに、そのままでは不都合が生じてしまう場合もあります。

1.同方向の文字が続くとき
たとえば、「鍵」と書きたいとき、そのままつなげて書いてしまうと基本符号の「ケ」と同じ形になってしまいます。
そこで、ペンを少し戻してから書くことで、つなぎ目を示します。

2.同方向の詰音「っ」
基本的には前字の中央に交差させます。
ただし、交差しづらいときは前字の中央の下あるいは右から平行させて書くこともできます。

 

   

V式

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