速記をこれから始める方へ

STEP1:速記について知る

速記とは、簡単な線や点でできた符号などを使って、人が話す言葉をすぐさま書き取る技術です。速記符号は、五十音に準拠して考案されていますが、かなり簡略化されているので、ひらがな・漢字を書くよりスピードアップが図れ、しゃべるスピードに負けない速さで文字を書くことができます。ただ、そのままでは暗号のようになっているので、それを解読し、きちんと整った文章に書き直す作業までが「速記」です。

速記には、速記符号を使う手書き速記だけでなく、パソコンや速記専用タイプライター(ステンチュラ)などの機器を使った機械速記もあります。

詳しい歴史や速記の活用法は以下のリンクから知ることができます。

速記の歴史  速記とは

STEP2:学習したい速記方式を決める

速記には様々な方式があります。現在では、早稲田式・V式・衆議院式・参議院式・中根式・山根式などが代表的なものになっています。

速記を学習するにあたり、どの方式を選択するかは重要です。方式によっては入手可能な教材が少なかったり、指導者が少なかったり、複雑な省略体系がすでに失われている可能性があるからです。

ここでは、どのような方式が学習しやすいのか、初心者に向いているかを御紹介します。

早稲田式

早稲田式は、川口渉が開発し、通信教育や専門学校を中心に普及してきた方式になります。その歴史の流れを継いで、現在でも比較的教材が入手しやすくなっています。学習者や指導者も多く、人気の方式です。
基本文字は規則性があるので初学者でも覚えやすく、徐々に高度な省略を覚えていく

V式

V式は、小谷征勝が開発し、